豪ドルが堅調、ドル円は107円回復も上値重い=東京為替前場概況
東京外為市場、豪ドルが堅調。豪ドル円はオセアニア市場で付けた安値83.01円付近から83.39円近辺まで、豪ドル/ドルも同様に0.7753ドル付近から0.7791ドル前後まで上昇している。豪州の新型コロナウイルス封じ込めは順調とのニュースや、午前9時30分発表の豪1月貿易収支が改善を示す内容だったことが好感されている。
ドル円は107円台に再び乗せているが、上値は重い。本日高値は107.10円付近までにとどまり、前日高値を更新できていない。米国債の利回り上昇に一服感がみられるほか、107円台では本邦企業による実需のドル売りが出やすいようだ。
ユーロ円は129.00円前後、ユーロドルは1.20ドル台半ばでもみ合い。ドイツで行われている新型コロナウイルス拡大阻止のためのロックダウン(都市封鎖)が8日から段階的に緩和とのニュースが報じられている。昨年11月に封鎖措置を導入して以降、初めての大幅な緩和になるが、反応は薄い。
日経平均株価は大幅反落。前引けでは前営業日比554.69円安の2万9004.41円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=107.09円、ユーロドルは1ユーロ=1.2055ドル、ユーロ円は1ユーロ=129.09円、ポンド円は1ポンド=149.27円、豪ドル円は1豪ドル=83.38円、NZドル円は1NZドル=77.67円、スイス円は1スイスフラン=116.44円、カナダ円は1カナダドル=84.59円付近で推移している。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。