【本日の見通し】ドル円は堅調地合いを維持か
【本日の見通し】ドル円は堅調地合いを維持か
昨日の海外市場でドル円は154円台後半推移となった。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が利下げについて消極的な発言を行い、利上げの可能性と、金利を長期間高く保つ可能性が高いことを示したことなどがドル買いにつながった。
ドル円は介入警戒感もあって155円超えの動きに慎重になっているものの、下がると買いが出る流れ。
今日も流れは継続と見られ、154円台での推移を中心に、上方向を意識する展開か。イエレン財務長官の介入に関する発言などから、現水準前後での介入は難しいとの思惑もあり、日米金利差を意識したドル高円安の基調は崩れていないとの見方が続いている。
ユーロドルは1.07台での推移。先週末は一時1.08台に乗せる場面が見られたが、今週に入って1.08超えには少し慎重。もっとも下値もしっかり。今日も1.07台での推移を中心に次の方向性を探る展開か。
ユーロ円は166円台前半を中心とした推移。ドル円の堅調地合いもあり、下値しっかり感が見られる。
明日が英中銀の「スーパーサーズデー」となるポンドは対ドルで1.2500台、対円で193円40銭台での推移。対ドルではポンド安がやや優勢。明日の英中銀は政策金利の据え置きで見通しがほぼ一致。今後の利下げに向けた姿勢が示されるかがポイントとなる。今日はやや様子見ムードか。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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