【海外市場の注目ポイント】２月の米ＡＤＰ雇用統計など

　日本時間午後１０時１５分に２月の米ＡＤＰ雇用統計が発表される。５日に発表される２月の米雇用統計の前哨戦として注目され、民間雇用者数の大方の予想は２０万人増となっており、民間雇用者の伸びが前月の１７万４０００人増から加速すると見込まれている。米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでおり、民間雇用者数の伸びが予想を上回るようであれば、５日発表の２月の米雇用統計に対する期待感からドルが買われる可能性がある。
　　
　また、日本時間４日午前０時には２月の米ＩＳＭ非製造業景況指数、同４日午前４時には米地区連銀経済報告（ベージュブック）も発表される。２月の米ＩＳＭ非製造業景況指数は、大方の予想が５８．７となっており、前月の５８．７から変わらないとみられている。
　
　さらに、このあとの海外市場では、欧米英の中銀関係者が相次いで発言する。日本時間午後９時にデコス・スペイン中銀総裁のオンライン講演、同午後１０時にパネッタ欧州中央銀行（ＥＣＢ）専務理事の挨拶、同４日午前０時にハーカー米フィラデルフィア地区連銀総裁のバーチャル討論会参加、デギンドスＥＣＢ副総裁のウェブ講演、同４日午前１時にテンレイロ英金融政策委員会（ＭＰＣ）委員のウェブ講演、同４日午前２時にボスティック米アトランタ地区連銀総裁の討論会参加、同４日午前３時にエバンス米シカゴ地区連銀総裁のバーチャルイベント参加、同４日午前４時半にシュナーベルＥＣＢ専務理事のオンライン討論会参加が予定されている。
　　　
MINKABU PRESS