日経平均の上げ幅縮小で円安一服、カナダ円がしっかり=東京為替前場概況
東京外為市場、序盤は株高を背景にドル円、クロス円ともに円安傾向となった。ドル円は105.14円付近まで上昇。ただ、日経平均が上げ幅を縮小すると円安一服となっている。
NZドル円は前週末に比べて弱含みのスタートとなったが、朝方の安値75.60円付近から下げを帳消しにし、円安地合いのなかで75.95円付近まで上値を伸ばす場面がみられた。NZ最大の都市オークランドが新型コロナウイルスの感染者確認を受け、3日間のロックダウン(都市封鎖)を行うとされ、週明けはNZドル売り優勢で取引を開始した。
カナダ円が82円台後半でしっかり。原油先物が上昇し、1年超ぶりの高値を付けたことから、産油国通貨が選好されているもよう。イエメン内戦でイランが支援する武装組織フーシと戦うサウジアラビア主導の有志連合軍が、フーシが発射した無人機を迎撃したと発表したのを受け、中東での緊張の高まりを懸念するムードが強まっている。
日経平均株価は大幅反発。一時は3万0006.46円をつけて、1990年8月3日以来、約30年半ぶりに3万円台に乗せた。前引けでは前営業日比347.11円高の2万9867.18円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=105.00円、ユーロドルは1ユーロ=1.2130ドル、ユーロ円は1ユーロ=127.36円、ポンド円は1ポンド=145.92円、豪ドル円は1豪ドル=81.58円、NZドル円は1NZドル=75.89円、スイス円は1スイスフラン=117.83円、カナダ円は1カナダドル=82.83円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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