ドル売り止まらず、ドルインデックスは18年4月以来の安値を更新=東京為替前場概況
週明けの東京外国為替市場ではドル売りが優勢。新型コロナウイルスのワクチン接種が欧米でまもなく始まる見通しであることが逃避通貨であるドルを圧迫し、感謝祭明けもリスク選好的な流れが継続している。新型肺炎の感染が収束した後も米連邦準備制度理事会(FRB)が長期間に渡って超緩和的な金融政策を継続し、金利上昇を抑制する可能性が高いこともドルの圧迫要因。ドルインデックスは2018年4月以来の安値を更新。
ユーロ/ドルは1.1974ドル付近まで上昇し、約3ヶ月ぶりの高値となった。豪ドル/ドルは0.7407ドル付近までドル安推移し、9月高値に接近。NZドル/ドルは0.7047ドル付近まで強含み、2018年6月以来のドル安水準を更新。
ドル全面安でドル円は103.83円付近まで下落。月末絡みの円買いも入っているもようで、ユーロ円は124円前半、ポンド円は138円半ば、豪ドル円は76円後半で上値が重い。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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