【海外市場の注目ポイント】11月の米フィラ連銀製造業景況指数など
日本時間午後10時半に11月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数が発表される。大方の予想は23.0となっており、前月の32.3を下回り、2カ月ぶりに低下すると見込まれている。米国で新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、予想を下回るようであれば、米国の景気先行き警戒感からリスク回避の動きで円が買われる可能性がある。
また、日本時間午後10時半には米新規失業保険申請件数、同20日午前0時には10月の米中古住宅販売件数や10月の米見景気先行指数も発表される。米新規失業保険申請件数は、大方の予想が70万件となっており、前週発表の70万9000件から減少するとみられている。10月の米中古住宅販売件数は、大方の予想が年換算647万戸となっており、前月の同654万戸を下回り、5カ月ぶりに減少すると見込まれ、10月の米見景気先行指数は、大方の予想が前月比0.7%上昇となっており、前月比では6カ月続けて上昇するとみられている。
さらに、このあとの海外市場では、欧州の中銀関係者などが相次いで発言する。日本時間午後5時にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の欧州議会公聴会出席、同午後10時半にメスター米クリーブランド地区連銀総裁のあいさつ、同20日午前0時にラガルドECB総裁の講演、ビルロワドガロー仏中銀総裁の講演、デコス・スペイン中銀総裁の講演、同20日午前1時にシュナーベルECB専務理事の講演が予定されている。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。