米10年債利回り上昇 米雇用統計が米労働市場の底堅さを示す=NY債券概況
米国債利回り(NY時間14:30)(日本時間03:30)
米2年債 3.880(+0.095)
米10年債 4.346(+0.069)
米30年債 4.861(+0.060)
期待インフレ率 2.339(+0.026)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日発表の6月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が14.7万人増と予想上の増加を示し、失業率も4.1%に低下するなど米労働市場の底堅さを示した。
前日のADP雇用統計が予想外の減少を示していたことから、弱い内容も警戒されていたが、意外にも底堅さを堅持していた。
これを受けてFRBの早期利下げ期待は後退し、前日は25%程度あった7月利下げの確率はほぼゼロとなっている。
なお、この日は独立記念日の前日で日本時間午前3時までの短縮取引となった。
2-10年債の利回り格差は+46(前営業日:+49)に縮小。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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