ドル円は振幅=東京為替概況
新年度スタートの東京市場、ドル円は107円台での振幅となった。
朝方は107円台後半でのスタートから、株安などを受けてドル売り円買いの動き。トランプ大統領が新型コロナウイルスの感染拡大について、当面の行動制限などの緩和策維持と、それでも少なくとも10万人以上が死亡との発言にリスク警戒が広がった。ドル円は107円20銭台まで。
その後安倍首相が緊急事態宣言必要ないと発言したことなどがドル買い円売りを誘い、107円90銭台まで。早期のロックダウンがあるのではとの思惑が一部で見られただけに、安心感につながった。
しかし、午後に入って再びドル安円高の動き。上昇後は107円台後半でのもみ合いが続いていたが、日本株が後場に入って下げ幅を拡大。特に引け間際に1000円超の下げを記録、終値でも850円安となるなど、一気に株安が進み、リスク警戒に。米10年債利回りが朝の0.67%台から0.61%割れまで下げるなどの動きを見せたこともドル売り円買いに。ドル円は朝同様に107円20銭台まで。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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