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ドル円は一時110円割れ=NY為替後半

為替 

 NY時間の終盤に入ってドル円は下げは一服しているものの、一時心理的節目の110円を割り込む場面が見られた。きょうのNY為替市場は、この日発表になった米消費者信頼感指数が予想を下回ったことをきっかけに、再びドル売りを強めている。米株式市場の下げが止まらず、ダウ平均は一時900ドル安まで下げ幅を拡大し、米国債利回りも過去最低を更新する中、市場にはリスク回避の雰囲気が続いている。

 米国市場は株式を中心に新型ウイルスの米経済への影響を過小評価していた面も見られていた。しかし、新型ウイルス感染が依然として収束を見せず、世界各国に拡大する中、米経済への影響を改めて意識しているようだ。それに伴い、市場ではFRBによる早期利下げ期待が浮上しており、為替市場はドル売りを強めているものと思われる。もともとドルのバリュエーションの高さは不安材料となっていた。

 ただ、この日のクドロー米国家経済会議(NEC)委員長やクラリダFRB副議長の発言からは、まだ時期尚早と考えているようだ。

 ドル円は110円台を維持しているものの完全にブレイクするようであれば、先週の大幅高からの失望感は大きい。

 一方、ドル安が強まる中、ユーロドルは買い戻しが続いている。新型ウイルス感染はイタリアやスイスなど欧州にも拡大しており、ユーロには何も良いニュースはないが、これまで中国経済の減速によるユーロ圏経済への影響を警戒して、ユーロは先行して売られていた。今度はドルにその流れが移る中、ユーロの対ドルでの見直し買いに繋がっているのかもしれない。ユーロドルは1.08ドル台後半まで上昇しているが、目先は1.09ドル台の回復と、21日線が控える1.0920ドル付近が意識される。

 ポンドも買い戻され、ポンドドルは1.30ドル台を一時回復。12月の英総選挙以降に発表になった英経済指標は概ね改善しており、3月11日に公表予定の英予算案での財政拡大策への期待もあることから、ユーロよりも買いを入れやすいようだ。ただ、依然としてEUとの貿易協定締結の協議への不透明感が上値を抑えている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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