アジア株は反落 ウイルス封じ込め強化も春節前に警戒感強まる、死者17人に
アジア株は反落 ウイルス封じ込め強化も春節前に警戒感強まる、死者17人に
東京時間11:19現在
香港ハンセン指数 28073.94(-267.10 -0.95%)
中国上海総合指数 3043.15(-17.60 -0.58%)
台湾加権指数 12118.71(休場)
韓国総合株価指数 2253.08(-14.17 -0.62%)
豪ASX200指数 7088.70(-44.03 -0.62%)
アジア株は反落。
中国政府は、武漢市の公共交通機関、長距離バスの運行を停止するとともに、市民は特別な理由なく市を離れてはならないとし、感染拡大防止策を発表した。
中国政府が封じ込め姿勢を強化しているものの、あす24日からの春節大型連休を控え警戒感が強まっている。
中国での新型コロナウイルス感染による死者は17人に増加した。香港大学教授は「新型コロナウイルスは既に感染者の家族や医療スタッフの間で伝染する拡散段階に入っている。SARSの時のように大規模発病が起きる段階に近づいている」と述べた。また、今月1日から17日までの半月間に新型コロナウイルスが既に中国本土20都市に広がった可能性もあるとしている。中国内外では中国政府が感染情報を隠蔽しているのではないかとの声が広がっている。
WHOは22日、新型コロナウイルスの感染拡大について「緊急事態」に該当するかどうかの判断を先送りにすると発表、さらに多くの情報と分析が必要だとして、判断は23日以降になるとした。また、WHOは数週間内に中国以外の地域と韓国、北朝鮮を含む他の国でさらに多くの感染者が確認されるだろうと予測している。
23日時点で感染者が確認されたのは、日本、タイ、韓国、台湾、マカオ、香港に米国。ロシア、メキシコでも感染の疑いが報告されている。
豪雇用統計発表を受けて豪州株は下げ幅を拡大している。予想外の失業率改善で2月の豪利下げ観測が後退している。短期金融市場における利下げ観測は前日の56%から31%へと低下。
執筆者 : MINKABU PRESS
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