ドル高円安強まり、ドル円は5月30日以来の高値圏=東京為替概況
週明けの東京市場でドル円は109円73銭と5月30日以来の高値圏を付ける動きとなった。ドル円は先週末の海外市場で109円67銭を付けた後、少し調整が入って109円台半ば割れで週の取引を終え、週明けもほぼ同水準で始まったが、東京勢の本格参加後にドル高円安の動きが強まり、上値を試す展開に。
寄り付きからしっかりとなり、その後上げ幅が250円を超えた日経平均の動きや、10年債利回りが2週間ぶりの1.8%台を付けた米長期債市場の動きなどがドル買い円売りを誘った。
米中通商協議の進展期待が継続しており、ドル円の支えとなっているが、具体的な進展はなく、やや材料不足の中でのドル高円安に。
ユーロドルやポンドドルなどは落ち着いた動きとなっており、クロス円での円安が目立つ展開に。ユーロ円は120円93銭まで上値を伸ばす場面が見られた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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