若干ドル高円安=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は106円前半で円安・ドル高推移しているが、先月半ばから方向感は限定的。
米中貿易戦争の激化や世界的な景気収縮懸念がドル円の上値を抑えている一方で、主要国の中銀が金融緩和に動いていることが警戒感を和らげており、流れが淀んでいる。来週は欧州中央銀行(ECB)理事会、再来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が行われる。
ユーロ円は116円前半、豪ドル円は71円前半、NZドル円は66円後半まで水準を切り下げた。対主要通貨でドルが堅調に推移し、ユーロやオセアニア通貨は圧迫されている。7月の豪小売売上高が弱かったことは豪ドルの重し。この後は豪中銀が政策金利を発表する。
日経平均は小反発。前引けでは前営業日比14.29円高の2万0634.48円となった。

執筆者 : MINKABU PRESS
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