ドル円、158円台半ばに戻す 米中間選挙は民主党が圧勝=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル安が優勢となる中、ドル円は海外時間に入って買い戻しが出ており、158円台半ばでの推移。東京時間には一時157円台半ばまで下落する場面も見られた。200日線が158.60円付近に来ており、前日は突破を試す展開も見られていたが、いまのところ上値抵抗も強い。ただ、157円台に入ると買いも出るようだ。
米中間選挙は民主党が上下両院で圧勝。まだ議席がすべて確定していないが、議席数の差も想定以上に開く可能性も出ている。トランプ大統領も選挙結果を受け入れる姿勢を示し、自身と共和党が民主党と協力していく考えも示した。
市場はポジティブな反応を見せており、米株式市場は時間外で買いが強まる展開。米国債利回りは低下、原油は下落している。そのような中で、ドルは軟調に推移しているものの、円相場は円安の反応が見られている。
ドルはAI関連と正の相関が出ているとも言われているが、今後、AI業界は議会のリスクにさらされると見られている。今回の選挙でもデータセンターがテーマの1つであったが、特にデータセンターが集積しているテキサス州の知事選で、民主党候補が歴史的な勝利を勝ち取ったことが話題になっている。
トランプ大統領は今後、拒否権と大統領令を多用してくることも想定される。そのような中でトランプ政権は外交・内政上の目標を達成するための手段として、関税など通商政策を再び積極的に活用することも考えられる。ただ、それはドルにとって好材料にはならないとも指摘されている。今回の選挙で政治対立が一段と激化すれば、ドルは安全資産としての魅力の一部を失うとの見方もあるようだ。
なお、上下両院の議員は原則1月から任期が始まる。間が2カ月弱ある状況だが、クリスマスまでにイラン情勢に何らかの動きが出るかも警戒される。
日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は157.25円と159円に観測されている。
4日(水)
157.25(8.6億ドル)
159.00(13.9億ドル)
5日(木)
157.00 (18.3億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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