英MPC、委員の票割れのほか発言にも注目=NY為替
きょうのポンドドルは1.34ドル台で方向感のない展開が続いている。本日は英雇用統計が公表されていたが、雇用情勢は一段と軟化を示していた。8月の企業給与台帳ベースの雇用者数は前月から2万6000人減少し、減少ペースは9カ月ぶりの大きさとなった。労働需要も低調で求人件数は8000件減の70万2000件と5年ぶりの低水準に落ち込んだ。5-7月のILO失業率は平均4.9%で横ばいだった。ただ、ポンドドルの反応は限定的に留まっている。一方、ポンド円は円安が優勢で209円台まで回復。
今週は英中銀も金融政策委員会(MPC)が予定されているが、今回は据え置きが確実視されている。ただ、市場の年内利上げ期待は根強く、それを占う上で投資家は委員の票割れに注目している。6対3での決定になるとの見方がコンセンサス。
アナリストからはまた、票割れに加えて委員の発言にも注目すべきだとの指摘が出ている。ベイリー総裁が、エネルギー高などによるインフレの二次的な波及効果は抑制されているとの従来の見方を改めて強調すれば、英中銀の追加利上げ観測が後退する可能性があるという。一方、インフレ見通しの上振れを示唆すれば、市場では現在織り込まれている利上げ見通しを追認したと受け止められる可能性がある。短期金融市場では、27年半ばまでに計4回の利上げを完全に織り込んでいる状況。
GBP/USD 1.3478 GBP/JPY 209.04 EUR/GBP 0.8565
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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