ドル円、161円台半ばから後半での推移 状況に大きな変化なし=NY為替序盤
きょうも為替市場はドル高が優勢となっており、ドル円も161円台半ばから後半での推移が続いている。状況に大きな変化はなく、FRBの利上げへの期待からのドル高がドル円の下値をサポートする一方、上値では162円付近での介入が警戒されている。
市場は、中東情勢の緊迫化を脱したのも束の間、FRBの政策に翻弄される「一難去ってまた一難」の様相を呈している。前日のドル円は一時161.95円と162円に迫り、突破すれば1980年代以来の高値水準となる。日米財務相による協議報道も市場からは口先介入と見透かされ、円は下げ止まらない状況。
日銀が、先週の決定会合で政策金利を31年ぶりの高水準へ引き上げた際の「主な意見」を公表していたが、政策委員の間でインフレリスクへの懸念が高まっていることが示された。エコノミストからは「日銀は今後も基調インフレの上振れリスクを強調し続けると予想される」との指摘も出ていた。日銀も追加利上げ観測が継続しているものの、FRBよりは慎重との見方も多い。
FRBが直面するインフレ問題は明らかに悪化しており、年内に0.25%ポイントの利上げを3回実施するとの予想もエコノミストから出ている。最初の利上げは9月になると見込んでいるという。半面、米国の利上げ期待は行き過ぎとの指摘も出ており、ドルは年後半にかけて弱含む可能性があるとの見方が出ている。FRBは政策金利を中立金利の範囲に置いているため、しばらくは金利を据え置く可能性が高いという。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は161.20円と161.50円に観測。
24日(水)
161.20(8.9億ドル)
161.50(10.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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