【本日の見通し】ドル高基調継続見込み、ドル円は介入警戒感との綱引き。
【本日の見通し】ドル高基調継続見込み、ドル円は介入警戒感との綱引き。
ドル円は堅調地合いを維持している。先週の米FOMCでの予想以上のタカ派姿勢を受けてドル高が強まっているほか、日米金利差を意識したキャリー取引拡大期待でドル買いに加えて円売りが入って、ドル円を支える展開。一方、介入警戒感も継続しており、昨日も161.70円台から161.28円まで急落する場面が見られた。値幅が小さく介入ではないとみられるが、市場が大口の売りにかなり神経質になっている状況がうかがえる。
今日も161円台を中心に比較的しっかりした動きが見込まれる。ポイントは2024年7月に付けた161.95円。月曜日に161.93円を付けるなど高値に迫っているものの、介入警戒感もあって上値追いには少し慎重になっている。1986年12月以来となる162円台に乗せることになれば、ストップロス注文などを巻き込んだ買いが入る可能性がある。
介入が入ると一気の下落が見込まれるが、入らない場合、昨日のような一時的な売りが入っても161.00円前後が底堅くなりそうだ。日米金利差を狙った取引への意欲がまだ強いことや、実需の買い遅れが警戒されていることなどが、下値でのドル買い円売りにつながるとみられる。
ユーロドルはドル高に押されて1.1380ドル前後での推移となっている。戻りが鈍く、ゆっくりと下げる展開。ECBも今月の利上げに加え、今後の追加利上げ期待が強いことから、他の通貨に比べるとドル買いが入りにくい面があるが、ドル高の地合いの強さが上値を抑えているほか、昨日のドイツやユーロ圏のPMIの弱さなども重石となっている。
ユーロ円は対ドルでのユーロ売りに押され、183円台後半で推移している。ドル主導になりがちで、やや不安定な動きが見込まれる。ドル円の堅調さは支えとなるが、対ドルでのユーロ売りの勢いもあり、戻りでは売りが出る展開を見込んでいる。
ポンドドルはドル高に押されて一時1.3180ドル台を付けた。こちらも戻りでは売りが出る展開が見込まれる。首相辞任にともなうイベント通過の買い戻しも一巡し、上値が重くなっている印象。
ポンド円は対ドルでのポンド売りに押されたこともあり、一時212.98円を付けた。ユーロ円同様にやや不安定な動きとなりそうだが、上値の重さが意識される展開を想定している。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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