テイラー英中銀委員、利下げの準備を整える必要と訴え=NY為替
きょうもポンドドルは下値模索が続き、1.32ドル割れをうかがう展開が続いている。一方、ポンド円は円高の動きが見られ、213円台前半に値を落とす動き。
本日はテイラー英中銀委員の講演が伝わり、インフレが比較的穏やかなシナリオで推移する場合、中立水準に向けた「利下げの準備を整える必要がある」との見解を示した。
米国とイランの停戦延長合意による原油価格急落を受けて、英中銀内では金融政策を巡る議論が急速に変化している。中東での緊張高まりを受け、英中銀は4月に従来の中心的なインフレ見通しを取り下げ、3つの異なるシナリオを提示する方針に転換していた。
しかしテイラー委員は、2月下旬のイラン攻撃以前から英経済はすでに脆弱で、労働市場の余剰供給や大幅なGDPギャップを抱えていると指摘。過去のエネルギーショック時とは異なり、過度な物価警戒を繰り返すべきではないと警告している。
現時点では地政学的リスクから金利据え置きが必要としつつも、最も楽観的なシナリオに近づけば利下げを再開すべきだと言及。また、中心的な経済見通しを示さない現在の方針は市場の混乱を招くリスクがあると批判し、家計や企業には判断基準となる明確なシナリオが必要だと訴えた。
GBP/USD 1.3204 GBP/JPY 213.36 EUR/GBP 0.8618
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





