ユーロにポジティブな見方 米欧への金利差縮小期待から=NY為替
きょうのユーロドルは、イランがイスラエルを巡る問題への抗議として、米国との意思伝達を停止すると報じられたことでドル高の反応が強まり、1.1605ドル付近まで値を落とした。しかし、トランプ大統領が報道を否定していたこともあり、1.16ドル台は維持している。一方、ユーロ円も185.40円付近まで下落後、185.65円付近まで買い戻される展開。
一部からはユーロに対してポジティブな見方も出ている。「米国とイランの対話が決裂し、中東で持続的な軍事衝突へと発展しない限り、当面の底打ちを完了した可能性がある」との指摘が出ている。市場ではECB理事からの発言が一段とタカ派化していると受け止められており、そのため、ECBは今月の理事会で利上げを実施し、米国との金利差を縮小させるとの見方が広がっている。これはユーロにとって支援材料となるという。
ECBが急速に金融引き締め姿勢へ傾いているのに対して、FRBの見通しはより多様な状況。市場は現在でも、FRBが年内に利上げを実施する確率を約65%と見ているのに対して、ECBについては年末までに2回の利上げがほぼ完全に織り込まれている状況。結果、欧州と米国の金利差は2022年前半以来の低水準まで縮小する可能性があるという。
EUR/USD 1.1638 EUR/JPY 185.72 EUR/GBP 0.8640
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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