ドル円、159円台後半に上昇 今月の日米の金融政策会合に注目=NY為替序盤
きょうの為替市場、NY時間に入ってドル高が強まっており、ドル円は159円台後半に上昇。イランは、イスラエルを巡る問題への抗議として、米国との意思伝達を停止すると表明。タスニム通信が報じた。「抵抗の枢軸」が全戦線で始動するとも伝えており、市場はネガティブな反応を示しているようだ。
ただ、全体的な雰囲気は変わらず、160円をうかがう展開を継続している一方、上値では介入警戒感もあるようだ。
先週金曜日に日本の財務省が4月28日から5月27日の外国為替平衡操作を公表していたが、月次ベースでは過去最大となる11兆円超の為替介入を実施していたことが明らかとなった。ただ、米商品先物協会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉報告によると、レバレッジド・ファンドとアセットマネジャーによる円の弱気ポジションは5月26日付の時点で2024年7月以来の水準に拡大していた。
効果の有無は別にして、日米の金利差が依然として大きい中、投資家の円安期待を変えるには至っていないようだ。ただ、現時点でも160円よりも下にあることから、上値を慎重にさせたことは間違いないであろう。
その意味でも今月の日米の金融政策会合は注目となりそうだ。市場では日銀の追加利上げへの期待が高まっており、短期金融市場では80%程度の確率で利上げが織り込まれている。ただ、日銀が利上げを実施すれば円安の流れが止まるかと言えばそうでもなく、FRBのタカ派姿勢が強調されるようであれば、ドル高がドル円を押し上げる。
今回はウォーシュ議長初のFOMCになる。少なくとも年内利下げの可能性は大きく後退しており、据え置きもしくは利上げの可能性が年内の選択肢として浮上している状況。トランプ大統領指名のウォーシュ議長ということもあり、議長自体は早急な利上げには慎重と見られているが、果たしてどのような反応になるか注目される。
なお、今回については据え置きが確実視されているが、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しも公表され、何らかのヒントが出るか注目される。日銀決定会合は6月16日、翌17日(日本時間18日未明)にFOMCの結果が公表される。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は159円台前半に観測されている。
1日(月)
159.25(5.9億ドル)
159.27(6.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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