グローバル投資家、ドル安に備えたヘッジを強化との指摘=NY為替
グローバル投資家は、ドル安に備えたヘッジを強化しているとの指摘が出ている。米・イランの停戦により、安全資産への需要が後退しドルの支えが弱まっているためだという。4月10日時点でドルに対するヘッジ比率は63%と2024年4月以来の高水準に上昇。
ドルは紛争中に安全資産として上昇し、3月には2025年7月以来の大幅高を記録していたが、停戦協議の進展とともにヘッジ需要が急増。投資家は紛争前に優勢だったドル弱気スタンスへ回帰しつつあるという。
その上で「2025年にドルヘッジの機会を逃した投資家は、今回は逃したくないだろう。いまは中期的なドルショートを構築する好機」と指摘。2025年には、トランプ関税が市場を動揺させ、ドルは8年ぶりの大幅下落を記録。この際も投資家は米資産からの大幅な資金移動は避けつつ、デリバティブを活用してドル下落リスクをヘッジしていた。
今後のドルのリスクとして、FRBが年内に利下げに踏み切る可能性が考えられる一方、他国の中銀は利上げに向かうとの市場の期待を指摘している。再びドルショートの条件が整いつつあるという。
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ドルインデックス 98.27
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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