ドル円は158円ちょうど付近 本日はトランプ大統領の発言に翻弄=NY為替
NY時間の終盤に入って、ドル円は158円ちょうど付近での推移となっている。きょうの為替市場はトランプ大統領の2つの発言に翻弄された。1つは、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長には「現職に留まってほしい」との言及と、もう1つは、「グリーンランドに関して複数国に関税を課す可能性ある」との言及。
ハセット委員長が議長候補から完全に外れたことを正式に示すものではないものの、同氏が議長に就任した場合のリスクは後退した格好。特に、堅調な景気と根強いインフレが続く中でも、ハセット委員長の著しくハト派的な発言はドルにとって重しと受け止められてきた。なお、市場ではウォーシュ元FRB理事が最有力候補に浮上しているようだ。
片山財務相の口先介入が相次いでいるが、市場は敏感に反応するものの一時的な動きに留まっている。日本の当局は円安を食い止めるのに苦労するのではとの指摘も出ている。積極財政への期待が薄れる可能性は低く、高市首相が総選挙を経て権力基盤を強化すれば、さらなる財政刺激策を推進する可能性が高い。有権者も求めている。また、日銀の追加利上げへの期待も後退するという。けん制発言に持続性はなく、しばらくは緩やかに円安は進むと見ているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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