ドイツ企業の悲観的見方、26年も継続=NY為替
NY時間の終盤に入って、ユーロドルは1.17ドル台半ば、ユーロ円は184円台半ばでの推移。ドル安の流れが続く中、ユーロドルはリバウンド相場の流れを堅持している。来年のFRBの追加利下げの半面、ECBは利下げサイクルを終了しており、当面は据え置きが有力視される中、ユーロドルの更なる上昇を見込む声は少なくない。
一方、ドイツ企業は先行きに悲観的な見方をしている。Ifo経済研究所は報告書で、ドイツ企業の4分の1以上が来年の業績悪化を予想していると述べた。約26%が業績悪化を予想しており、改善を見込んでいるのは14.9%に留まるという。Ifoの責任者は「企業は非常に慎重姿勢を維持している。26年について楽観的なセクターはほとんどない」と述べた。
また、悲観的な企業が楽観的な企業を上回っているとも指摘。建設業界では特に慎重なセンチメントが見られ、このセクターの企業の33%が2026年の状況悪化を予想しているのに対し、改善を予想しているのは10%だという。
ドイツ政府がインフラパッケージを発表したことを考えると意外だが、まだ熱意を生み出していないようだとも述べている。
EUR/USD 1.1750 EUR/JPY 184.51 EUR/GBP 0.8731
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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