ドル円は156円台前半 このあとFOMC結果発表=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は156円台前半での推移となっている。NY時間に入って戻り売りが強まっており、一時156.25円付近まで下落。
このあと日本時間午前4時にFOMCの結果が公表され、4時半からパウエル議長の会見が予定されている。市場では利下げを確実視しているが、それ自体は十分に織り込まれており、来年以降のヒントに注目している。一部からは、「パウエル議長は、来年以降の利下げペース減速を示唆するのでは」との声も出ている。
また、FOMC委員の間の投票は割れると見られている。タカ派、ハト派双方で割れ、利下げに反対するタカ派と、0.50%ポイントの大幅利下げを主張するミラン理事から、それぞれ反対票が出る可能性がある。
エコノミストは、両陣営とも自らの主張を裏付ける十分な材料を有していると指摘。利下げに積極的なハト派寄りのメンバーは、コアインフレ圧力の低下、雇用の勢いの弱さ、個人消費の減速を根拠に、さらなる利下げの正当性を訴えると見られている。一方、利下げに慎重なタカ派からは、最新の雇用統計や米求人件数の改善、総合インフレの上昇、根強い高インフレが十分に低下していない点を強調すると見られているようだ。
USD/JPY 156.41 EUR/JPY 182.35
GBP/JPY 208.63 AUD/JPY 103.90
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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