ロンドン序盤は、円相場主導の展開 日銀利上げ観測の高まりで円買いに=ロンドン為替
ロンドン序盤は、円相場主導の展開 日銀利上げ観測の高まりで円買いに=ロンドン為替
ロンドン序盤は、円相場主導の展開になっている。東京午後に一部報道機関から、「日銀が12月に利上げの可能性、日本政府も容認の見通し」との複数関係者の見方が報じられたことがきっかけ。その後も複数の報道機関が同様の主旨のニュースを報じている。12月日銀利上げへの地ならしのようだ。ロンドン勢もこの材料に飛びついている。ドル円は154.74付近、ユーロ円は180.64付近、ポンド円は206.52付近まで本日の安値を広げている。その後の戻りは限定的。
円買い主導の展開となるなかで、ドルストレートは振幅。ドル円の急落に反応してドル売りが波及し、ユーロドルは1.1682付近、ポンドドルは1.3359付近まで高値を伸ばしたが、その後は買いは続かず。東京市場からのレンジは、ユーロドルは1.1653-1.1682、ポンドドルは1.3328-1.3359といずれも小動きにとどまっている。この日はドイツと英国の建設業PMIが発表され、いずれも一段の悪化となったが、目立った反応は見られず。英DMPインフレ調査の結果も前回と同水準だった。
この後の材料は、NY時間にチャレンジャー人員削減数(11月)、新規失業保険申請件数(11/23 - 11/29)などの米雇用関連指標、耐久財受注(確報値)(9月)、製造業新規受注(9月)などの米生産関連指標が発表される予定。
USD/JPY 154.82 EUR/USD 1.1668 EUR/JPY 180.65
執筆者 : MINKABU PRESS
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