ドル円156円割れ、日米金利差縮小を意識 日銀12月利上げ確率高まる
ドル円156円割れ、日米金利差縮小を意識 日銀12月利上げ確率高まる
市場が米国の12月利下げを織り込みつつある中、日銀の12月利上げ観測が高まっている。12月利上げ確率は59%近くまで上昇。
日米金利差縮小が意識されており円が上昇している。ドル円は156円台を割り込み一時155.80円台まで下げた。
急激な円安進行によるインフレリスクや日本政府の圧力緩和を受け日銀が12月会合で利上げに踏み切る可能性がある。日銀は市場にショックを与えないためタカ派シグナルを発信していると、きのうロイターが報じていた。
このところ植田日銀総裁や増委員、小枝委員がタカ派寄りな発言をしていることから、このあとの野口委員の講演もタカ派化するのではないかとの見方が広がっている。野口委員は9月の講演で「政策金利調整の必要性がこれまで以上に高まりつつある」と利上げに前向きな姿勢を示していた。
執筆者 : MINKABU PRESS
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