【本日の見通し】米感謝祭で様子見ムード
【本日の見通し】米感謝祭で様子見ムード
本日は米感謝祭で米国市場が休場、金曜日は再開するものの、ブラックフライデーでもあり、連休をとる参加者が多く、米国市場は取引が閑散となることが多い。こうした状況から今日は様子見ムードが広がりそう。
ドル円は12月の米利下げ期待が広がったこともあって、東京市場で155円台を付ける動きも、その後反発し、156円70銭台を付けた。高値からは少し調整もしっかりした動き。連休を前にドル売りポジションの整理などが見られた。
この後も大きな動きにはなりにくく、ドル円は156円台を中心とした推移が見込まれる。
ユーロ円などドルに絡まない通貨ペアも感謝祭期間は落ち着いた動きとなることが多い。ユーロ円は堅調地合いも182円台での買いに慎重で、181円台中心の推移か。
ポンド円は昨日の英予算案発表を受けたポンド高が支え。昨日リーブス英財務相が予算案を発表。主要所得税の課税基準額凍結などの増税案で261億ポンドの増税を行い、税制余力は2022年3月以来となった。不満も大きい予算案で発表後の上下が見られたが、財政懸念が後退したことを市場は評価しポンド高が優勢となった。207円台に乗せたポンド円はしっかりした動きが続きそう。206円台半ばあたりがしっかりとなるか。
ユーロドルは米指標の強さを受けた1.1550割れからすぐに反発するなど基本的にしっかり。1.1600前後での推移となりそう。
ポンドドルは英予算案発表を受けたポンド高に1.32台に乗せてきている。この後もしっかりした動きが期待される。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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