アジア株 香港株反発も上値重い、米12月利下げ期待さらに低下 台湾と韓国は大幅上昇
アジア株 香港株反発も上値重い、米12月利下げ期待さらに低下 台湾と韓国は大幅上昇
東京時間11:16現在
香港ハンセン指数 25865.15(+34.50 +0.13%)
中国上海総合指数 3956.53(+9.79 +0.25%)
台湾加権指数 27336.64(+756.52 +2.85%)
韓国総合株価指数 4035.34(+105.83 +2.69%)
豪ASX200指数 8540.10(+92.24 +1.09%)
アジア株は全面高、エヌビディア株高を受けハイテク関連が大幅上昇している。
米エヌビディアの第3四半期決算は売上高が過去最高を記録した。また、第4四半期の売上高見通しが市場予想を上回ったことで、世界的AIバブル懸念が払拭された。時間外でエヌビディアやパランティアなどAI関連が上昇している。
ただ一方で、米12月利下げ期待は低下しており株式市場にとってはマイナス。10月会合のFOMC議事録で「多くの」メンバーが12月利下げに否定的な姿勢を示していることが判明した。また、米労働統計局(BLS)が10月分の雇用統計を発表しないと明かしたことで、FRBが12月会合までに雇用データを入手できないことも、利下げ期待をさらに低下させている。
台湾株と韓国株は大幅高、ハイテク関連が総じて上昇している。韓国市場ではハイテク関連のほかに、旅行・観光、百貨店、化粧品メーカーなども上昇している。日中関係悪化により中国旅行者が日本行きをキャンセルし、代替旅行先に韓国を選んでいる。
香港株は反発も上値は重い、米利下げ期待後退で投資家心理が悪化。香港は金融政策を米国に連動させているため、12月に米国が利下げ実施しなければ香港の基準金利引き下げもなくなる。
執筆者 : MINKABU PRESS
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