東京株式(前引け)=急反発、エヌビディア決算受け一時2000円超高
20日前引けの日経平均株価は前営業日比1487円40銭高の5万0025円10銭と急反発。前場のプライム市場の売買高概算は12億327万株、売買代金概算は3兆3247億円。値上がり銘柄数は1407、対して値下がり銘柄数は171、変わらずは35銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は大きく買い優勢の地合いとなった。日経平均の上げ幅は一時2000円を超え、5万円台に戻した。日本時間早朝に発表された注目の米エヌビディア<NVDA>の第3四半期(25年8~10月)決算は市場予想を上回る好調な内容で、第4四半期(25年11月~26年1月)についても強気の見通しが示された。ここ最近マーケットで広がっていたAIバブル懸念を打ち消す格好となり、これを受け東京市場では主力のAI・半導体関連株を中心に買い戻しの動きが加速。外国為替市場で1ドル=157円台半ばまでドル高・円安が進んだことも追い風となった。業種別では33業種中、32業種が上昇するなどほぼ全面高の様相に。値上がり銘柄数はプライム市場全体の9割近くに達した。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が高く、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、キオクシアホールディングス<285A.T>が水準を切り上げた。フジクラ<5803>も大幅高。三菱重工業<7011>や日立製作所<6501>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も堅調だった。半面、東京電力ホールディングス<9501>、東京海上ホールディングス<8766>が大幅安。ニトリホールディングス<9843>、サンリオ<8136>、メルカリ<4385>も軟調な値動きとなった。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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