円全面安、円債市場でも不穏な売り続く=東京為替前場概況
東京午前のドル円は157.47円付近まで円安・ドル高推移した。1月以来の円安・ドル高水準を更新している。日本の財政悪化見通しや、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を手がかりに来月の米利下げ見送り観測が強まったことが背景。円債市場で30年債利回りは3.38%まで上昇し、過去最高水準を更新するなど、円債への売りが継続している。本日は9月の米雇用統計や米新規失業保険申請件数など、発表が見送られていた米経済指標が公表される予定で注目されているものの、模様眺めムードは限定的。財務省・日銀による介入警戒感も限定的。
クロス円も上昇。ユーロ円は181.43円付近、ポンド円は205.40円付近、豪ドル円は102.05円付近まで上昇。ユーロ円は最高値を更新。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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