ドル円一時151.01円まで下落 米利下げ観測やトランプ政策でドル売り 今度はスペインか
ドル円一時151.01円まで下落 米利下げ観測やトランプ政策でドル売り 今度はスペインか
トランプ関税政策や米利下げ観測、中国人民元レート受けドル売り、ドル円は一時151.01円まで下落した。
米中は先週末から報復合戦を繰り返しているが、中国はレアアースを切り札に貿易戦争に勝つ自信があるという。トランプ氏は今後はNATO加盟国間で合意した防衛費引き上げに反対しているスペインに関税という形で貿易制裁を科すことを検討している。欧州経済への影響は限定的だが、トランプ政策拡大による金融市場混乱が警戒されている。
米政府閉鎖の長期化も警戒されている。米上院は14日「つなぎ予算案」を否決した、否決は8回目となる。ジョンソン下院議長(共和党)は今回の政府閉鎖は史上最長となる可能性があると警告。米利下げ観測のドル売りも継続、パウエルFRB議長が米労働市場は引き続き悪化しているとの認識を示した。
中国人民銀行がきょう、元の中心レートを昨年11月以来となる元高・ドル安方向に設定したこともドル売りを加速させている。
アジア株と米株先物は堅調、米利下げ期待が支え。

執筆者 : MINKABU PRESS
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