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ダウ平均は横ばい エヌビディアのファンCEOの発言を受けてAI関連は上昇=米国株概況

株式 

NY株式8日(NY時間16:20)(日本時間05:20)
ダウ平均   46601.78(-1.20 0.00%)
S&P500    6753.72(+39.13 +0.58%)
ナスダック   23043.38(+255.02 +1.12%)
CME日経平均先物 48225(大証終比:+465 +0.97%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。序盤は下げる場面が見られたものの、すぐにプラスに転じた。本日はIT・ハイテク株に買いが広がり、ナスダックは大幅高。

 前日はオラクル<ORCL>の下落をきっかけに、AI相場の持続性に対する懸念が広がったほか、米政府機関閉鎖はなお出口が見えない状況。ただ、本日はエヌビディア<NVDA>のファンCEOの発言を受けて同社株が買われ、他のAI関連銘柄にも波及しているようだ。同CEOは「過去6カ月間でコンピューティング需要が大幅に増加している」と述べ、AI関連需要の力強い拡大を強調していた。

 同CEOはまた、マスク氏のxAIへの投資をもっと増やしておけばよかったと後悔していると語り、彼らが現在進めている資金調達の機会に非常に興奮しているとも述べた。エヌビディアはxAIの200億ドル規模の資金調達ラウンドに最大20億ドルを投じる見込みだと伝わっている。

 ただ、多くはAI関連の上昇相場がまだ続く可能性を認めつつも、ポートフォリオの調整も呼びかけている。「長い上昇相場を経て、すべてが行き過ぎているように感じ、興奮と陶酔感が広がっている。実際のところ、この陶酔感は何かが変わる前にさらに強まる可能性がある」とのコメントも聞かれた。

 一方、米大手証券のストラテジストは、現時点ではまだバブルとは言えないとの見解を示している。今回の相場上昇は将来の過剰な期待による投機ではなく、IT・ハイテクの実際の基礎的成長に支えられている点が典型的なバブルとは異なるという。ただ、AI分野での競争激化と市場集中が進む中では、投資家はポートフォリオの分散を重視すべきだとも助言している。

 政府機関閉鎖は本日で8日目に入り、市場心理に影を落としている。いまのところ株式市場への影響は限定的だが、閉鎖が長期化もしくはトランプ政権が示唆している政府職員の大量解雇があるようなら、投資家心理への悪影響が拡大するリスクはある。

 本日は現地時間の午後、日本時間9日午前3時にFOMC議事録が発表される。利下げを再開し、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)は年内あと2回の利下げ予想を示した会合の議事録だが、その後のFOMC委員の発言は利下げに慎重な声が多い。米政府機関閉鎖で経済指標も発表されない中、手掛かり材料として要注目となりそうだ。

 AMD<AMD>が本日も買いが強まり大幅に3日続伸。一時234.84ドルまで上昇し、過去最高値を更新した。週初にオープンAIとのAIインフラ構築で大規模な契約を締結したことが引き続き材料視されている。

 ロケット開発のロケット・ラボ<RKLB>が上昇。日本のQPS研究所(iQPS)との間で衛星3基の追加打ち上げ契約を締結したと発表した。

 空飛ぶタクシーのジョビー・アビエーション<JOBY>が大幅安。5億ドル規模の新株発行増資を発表した。提示価格は16.85ドルで前日終値に対して11%低い水準。

 医療用品サービスのオーエンズ&マイナー<OMI>が上昇。医療サプライチェーン事業の一部を投資会社のプラチナム・エクイティ社に3億7500万ドルで売却すると発表した。

 アプリ開発のソリューションを手掛けるペンギン・ソリューションズ<PENG>が決算を受け大幅安。売上高が予想を下回ったほか、粗利益率が前年同期からは改善したものの予想を下回った。収益性への懸念を高めている。

 データインフラのコンフルエント<CFLT>が大幅高。買収提案を受けて売却の可能性を検討していると報じられた。

 バイオ医薬品のエスペリオン・セラピューティクス<ESPR>が大幅安。3000万株の公募増資計画を発表した。

 低軌道衛星を利用したブロードバンド・ネットワークを構築するASTスペースモバイル<ASTS>が上昇し、過去最高値を更新。ベライゾン<VZ>との衛星通信契約を発表した。

 AIを活用したアプリ開発を手掛けるフィグマ<FIG>が大幅に5日続伸。本日は特段の材料は出ていないが、今週のオープンAIの開発者イベントでの発表が引き続き材料視されている模様。

 本日はキャタピラー<CAT>が上昇し、ダウ平均をサポート。ただ、特段の材料は見当たらない。同社株はこの1年で23%上昇しており、S&P500をアウトパフォームしているが、現在は好材料が揃う極めて魅力的な局面にあるとの指摘も出ていた。

 金融サービスのジェフリーズ<JEF>が8日続落。傘下の資産運用会社が、30億ドルに上るトレードファイナンスのポートフォリオのうち、約4分の1を経営破綻した米自動車部品のファースト・ブランズ社に関連する売掛債権につぎ込んでいたと発表した。

ロケット・ラボ<RKLB> 65.31(+3.80 +6.18%)
ジョビー<JOBY> 17.37(-1.54 -8.14%)
ペンギン<PENG> 22.68(-4.33 -16.02%)
コンフルエント<CFLT> 22.30(+1.57 +7.57%)
エスペリオン<ESPR> 2.57(-0.52 -16.83%)
ASTスペースモバイル<ASTS> 81.20(+6.45 +8.63%)
フィグマ<FIG> 71.08(+10.24 +16.83%)
キャタピラー<CAT> 502.12(+15.41 +3.17%)
ジェフリーズ<JEF> 54.44(-4.66 -7.88%)

アップル<AAPL> 258.06(+1.58 +0.62%)
マイクロソフト<MSFT> 524.85(+0.87 +0.17%)
アマゾン<AMZN> 225.22(+3.44 +1.55%)
アルファベットC<GOOG> 245.46(-1.67 -0.68%)
アルファベットA<GOOGL> 244.62(-1.14 -0.46%)
テスラ<TSLA> 438.69(+5.60 +1.29%)
エヌビディア<NVDA> 189.11(+4.07 +2.20%)
メタ<META> 717.84(+4.76 +0.67%)
AMD<AMD> 235.56(+24.05 +11.37%)
イーライリリー<LLY> 845.72(+2.09 +0.25%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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