ポンド安と英国債利回り上昇、正当化される動き=NY為替
きょうの為替市場はドル高が優勢となる中、ポンドドルは売りが強まっており、1.33ドル台半ばまで一時下落している。きょうの下げで21日線と100日線を一気に下抜けており、明日以降の展開が警戒される。一方、ドル円、ユーロ円は上昇しているものの、ポンド円は売りが強まり198円台に下落。一時200円台を回復する場面が見られたものの、戻り待ちの売りオーダーが入っているようだ。
本日はポンドの売りが強まっているものの、英国債利回りは上昇。アナリストはそれを正当化される動きだと述べている。英国の厳しい財政状況を踏まえると、ポンド下落と長期ゾーンの英国債下落(利回り上昇)は正当化されるように見えると述べた。
「最近の英国債利回り上昇は秋季予算案の発表を前に、厳しい現実に対する市場の意識を一層高めている」と指摘している。
GBP/USD 1.3386 GBP/JPY 198.63 EUR/GBP 0.8698
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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