米10年債利回り、下に往って来い 米CPIは利下げ期待を正当化=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:27)(日本時間05:27)
米2年債 3.476(-0.013)
米10年債 3.997(-0.004)
米30年債 4.587(+0.009)
期待インフレ率 2.299(-0.004)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは横ばい。この日の9月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、利回りは急速に低下する場面が見られた。来週のFOMCでの利下げ期待を正当化したほか、12月についても利下げを完全に織り込む動き。
米10年債は3.96%付近まで低下したが、後半にかけて戻している。この日発表の米PMIが好調な米経済を示唆する内容となったほか、来週はいつになく重要なイベントが目白押しとなっており、ポジションを傾ける動きまでは強まらなかった。
来週はFRBのみならず各国中銀の政策委員会があるほか、政治では米中首脳会談が30日に行われ、摩擦解決に向けた何らかのメッセージが打ち出されるか注目される。あまり期待しないほうが良さそうではあるが。また、マグニフィセント7の決算も控えている。
2-10年債の利回り格差は+51(前営業日:+51)。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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