英国の厳しい財政見通しでポンド下落の可能性=NY為替
きょうの為替市場は明日のパウエル議長の講演待ちの中、この日の米経済指標を材料にドル高が優勢となっている。そのような中、ポンドドルも戻り売りが続き、1.34ドル台前半まで値を落とす展開。本日の下げで21日線と100日線を下回る動きが見られており、明日のパウエル議長の講演を受けた反応が警戒される。
アナリストは、英国の厳しい財政見通しを背景に、ポンドは中期的に下落する可能性があると指摘している。増税が迫っており、成長鈍化と伴にポンドの一段安は避けられないという。ただし、ポンド安は緩やかなものになる可能性が高く、そのためポンドロングの投資家は非常に忍耐強く待つか、投機筋がポンドショートを手仕舞う局面を利用して、より良い参入水準を探る必要があるとも付け加えた。
GBP/USD 1.3408 GBP/JPY 198.91 EUR/GBP 0.8655
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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