【海外市場の注目ポイント】6月の米雇用統計など
日本時間午後9時半に6月の米雇用統計が発表される。失業率の大方の予想が4.3%、非農業部門雇用者数の大方の予想が10万6000人増となっており、失業率が前月の4.2%から上昇、非農業部門雇用者数の伸びが前月の13万9000人増から鈍化するとみられている。前日に6月の米ADP雇用統計が発表されており、民間雇用者数は予想外の減少となっていた。6月の米雇用統計でも非農業部門雇用者数が下振れするようであれば、米連邦準備理事会(FRB)の7月の利下げ観測が強まり、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には5月の米貿易収支も発表される。大方の予想は710億ドルの赤字となっており、前月の616億ドルの赤字から赤字幅が拡大すると見込まれている。
さらに、日本時間午後11時には6月の米ISM非製造業景況指数や5月の米製造業受注も発表される。6月の米ISM非製造業景況指数は、大方の予想が50.6となっており、前月の49.9を上回り、2カ月ぶりに上昇するとみられ、5月の米製造業受注は、大方の予想が前月比8.2%増となっており、前月比では2カ月ぶりに増加すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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