ユーロドル、1.13ドル台はサポート ドル離れの見方根強い ただ、ECBの利下げ期待は100%に=NY為替
ユーロドルはNY時間の朝方に、1.13ドルちょうど付近まで急速に売りに押されたものの、1.13ドル台はサポートされ、1.1340ドル付近での推移となっている。トランプ大統領が6月1日からEUに対して50%の関税を課すことを推奨すると投稿したことから、ユーロに売りが強まった。
ただ、投資家の中でには米財政への懸念もが根強くあり、ドル離れを警戒する中、下値では押し目買い意欲も強いようだ。
一方、本日の関税のニュースで、6月のECB理事会での利下げ期待はさらに確実なものとなっており、0.25%ポイントならば100%の確率で織り込んでいる状況。また、本日はECBが1-3月のユーロ圏の妥結賃金を公表していたが、前年比2.4%の上昇と前四半期の4.1%から大幅に伸びが鈍化しており、これもECBの利下げ期待を正当化する内容となっている。
EUR/USD 1.1345 EUR/JPY 161.81 EUR/GBP 0.8404
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。