ポンドドル、方向感なく上下動 強い英GDPも一時的要因との指摘=NY為替
きょうのポンドドルは1.32ドル台後半での上下動が続いており、方向感のない値動きを続けている。本日の21日線が1.3310ドル付近に来ているが、その下での推移が続いている。下放れる気配まではまだないが、21日線が強めの上値抵抗となっているようだ。
本日は1-3月期の英GDP速報値が公表されていた。前期比0.7%のプラス成長と予想を上回る強い数字となり、英中銀の利下げ期待の後退を裏付ける内容ではあった。
しかし、今回の強い数字は関税の先取りなど一時的な要因によるもので、恐らく今年の成長のピークを示すものだとの指摘も出ている。関税と税金の引き上げ、そして不確実性の高まりにより、英経済の成長は今後鈍化する見込みだという。
GBP/USD 1.3295 GBP/JPY 193.71 EUR/GBP 0.8407
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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