ドル円146.09円まで下落、円安是正懸念くすぶる 日米財務相会談とAPEC貿易会合を警戒
ドル円146.09円まで下落、円安是正懸念くすぶる 日米財務相会談とAPEC貿易会合を警戒
APEC貿易相会合や来週のG7を警戒した動きが続いている。ドル円は146.09円まで下落している。対ドルで下落して始まった韓国ウォンは再び上昇。
きょうから韓国で開催されるAPEC貿易担当相会合にグリア米通商代表部(USTR)代表が出席するため、多くの貿易国にとってグリア氏との一対一の会談が実現できるかが目標となる。武藤経産相、赤沢再生相が欠席し、日本からは副大臣が代わりに出席する。より低い役職の大臣を派遣することにより、グリア氏との二国間協議を確保できる可能性が低くなった。
来週のG7では加藤財務相がベッセント米財務長官との協議を検討している。きのう、韓国が今月初めに米国と為替政策について協議したとの報道を受け、今後の日米協議で円安是正が議題に上がるのではないかとの見方が広がっている。米国は各国との協議でドル安を模索していないと報じられたが、円安是正への懸念は高まっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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