ドル円強含み、植田総裁の発言や米関税報道で=東京為替前場概況
東京午前のドル円は150.28円付近まで水準を切り上げた。植田日銀総裁が、「基調的物価上昇率はまだ少し2%を下回っている」、「コメ含む食料品価格は上昇率としては落ちついてくる」とハト派寄りな発言をしたことが円売りを促したほか、トランプ米政権が数週間以内に銅の輸入関税を実施する可能性があると伝わったことがドル高を後押し。
ただ、来週の相互関税発動を控えて、ドル円の動意はそれほど強まっていない。トランプ米大統領は、「相互的よりは寛大なものになるだろう、相互的とすれば人々にとって非常に厳しいものになる」と発言した。
ユーロ円は162.12円付近、ポンド円は194.42円付近、豪ドル円は94.66円付近まで強含んだ。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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