アジア株 韓国株3週間ぶり高値、モルスタがサムスン電子の目標引き上げ 上海香港は利食い売り
アジア株 韓国株3週間ぶり高値、モルスタがサムスン電子の目標引き上げ 上海香港は利食い売り
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 24632.70(-107.87 -0.44%)
中国上海総合指数 3424.12(-5.64 -0.16%)
台湾加権指数 22190.89(-80.78 -0.36%)
韓国総合株価指数 2630.82(+18.48 +0.71%)
豪ASX200指数 7856.40(-4.02 -0.05%)
アジア株はまちまち。中国景気支援策は引き続き好感されているものの、トランプ関税やイスラエルなど中東情勢に対する懸念が高まっており、積極的な売買は手控えられている。
香港株は反落。前日に約3年ぶり高値をつけたことから、きょうの米FOMCを前にいったん調整売りが広がっている。ただ、下げは限定的。中国支援策やBYDの上昇が引き続き材料視されている。中国電気自動車メーカーのBYDは1.7%高と続伸。超高速EV充電システムの発表が引き続き好感されている。5分の充電で約400キロの走行が可能で、4月から新技術を搭載した車両の販売を開始する予定。
上海株は小幅安、前日に約3カ月ぶり高値をつけたことから利益確定の売りに押されている。
中国の銀行が消費者向けローン金利を過去最低の2.58%に引き下げたとの報道が伝わっている、2年前は10%だった。ただ、消費押し上げの効果は一時的だろう。中国経済先行きに対する期待や所得増加がなければ消費回復は難しいだろう。
韓国株は3週間ぶり高値、ハイテク関連が総じて上昇。米モルガンスタンレーがサムスン電子の目標株価を6万5000ウォンから7万ウォンに引き上げた。また、SKハイニックスも15万ウォンから23万ウォンに引き上げ、投資判断を「アンダーウエイト」から「イコールウエイト」に引き上げた。2社とも2%超上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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