ユーロドル、1.09ドル挟んで上下動=NY為替
きょうのユーロドルは1.09ドルを挟んでの上下動の展開となっている。米消費者物価指数(CPI)の発表で、買いが強まる場面が見られたものの、直ぐにドル買いが強まったことから押し戻された。しかし、再びドル売りの動きが優勢となっていることから、1.09ドル台に戻す展開。
本日はラガルドECB総裁のスピーチが行われていたが、ECBは不安定さを増す新たな世界に直面しており、衝撃に機敏に対応すると同時に、起こりうる多様な結果への対応策を明確に示す必要があるとの認識を示した。名指しはしなかったものの、新たな不安定性の多くがトランプ政権に起因しているとの見方を明確にした。
市場ではECBの追加利下げ期待が一旦後退しているものの、早期の追加利下げの可能性を再浮上させている。短期金融市場では6月の利下げを確実視している状況。
EUR/USD 1.0911 EUR/JPY 161.74 EUR/GBP 0.8409
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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