ドル円は147円台半ば トランプ関税で伸び悩む 日本のGDPは下方修正も日銀への見方変わらず=NY為替
その後、ドル円は147円台半ばでの推移となっている。本日は円安が先行し、一時148円台を回復する場面が見られた。しかし、トランプ大統領の関税のニュースで147円台に伸び悩んでいる。
トランプ大統領はカナダ産の鉄鋼とアルミニウムに50%の関税を課すと述べた。また、カナダの自動車産業を「永久に閉鎖させる」と脅している。カナダのオンタリオ州が米国の3州に輸出する電力に対し25%の割増料金を適用する措置を実施すると発表したことで、大統領は電力に関して国家緊急事態を宣言した。オンタリオ州は追加関税を課すなら、米国への電力供給を停止すると警告している。隣国カナダとの貿易戦争が激化する中、リスク回避の円高が出ている格好。
本日は日本の10-12月期のGDP2次速報が発表になっていたが、1次速報から下方修正されていた。個人消費も前期比変わらずに修正されている。ただ、日銀の利上げへの見方に変化はない。7月か9月が有力視されており、場合によっては6月の可能性も排除していない状況。
USD/JPY 147.38 EUR/JPY 160.96
GBP/JPY 190.73 AUD/JPY 92.62
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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