【本日の見通し】円高意識の展開
【本日の見通し】円高意識の展開
先週末のドル円は一時146円95銭を付けた。年初来安値を更新し、昨年10月以来の安値圏。その後148円台まで回復して先週の取引を終えたが、週明けは円高が優勢となっている。鉄鋼・アルミニウム関税について予定通り12日に発動する方針であることをラドニック商務長官が改めて示したことなどが円買いを誘っている。
中国がカナダに対する報復関税を決定するなど、世界的な通商摩擦が問題化する中で、当面はリスク警戒の動きが広がりそう。リスク警戒のドル高円高の中、当事者である米国よりも日本に資金が集まりやすくなっている可能性があり、下方向の意識が継続。今週の動きの中で先週末に付けた146円95銭を割り込む可能性もありそう。
今日も148円台では売りが出る展開か。147円台前半から148円台前半の動きを中心に下方向の動きを警戒。
ユーロドルは1.08台を中心とした推移。1.09超えには慎重も下がると買いが出る展開。
ユーロ円は160円台前半推移。159円から161円のレンジの中、この後リスク警戒の円買いがどこまで出てくるかがポイントとなる。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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