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アジア株 香港株5日続落、米利下げ期待後退 上海株0.39%安、国債購入一時中止でも元安止まらず

株式 

アジア株 香港株5日続落、米利下げ期待後退 上海株0.39%安、国債購入一時中止でも元安止まらず

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数   19151.64(-89.25 -0.46%)
中国上海総合指数  3198.83(-12.56 -0.39%)
台湾加権指数     22999.31(-81.82 -0.35%)
韓国総合株価指数  2522.89(+0.99 +0.04%)
豪ASX200指数    8295.10(-34.07 -0.41%)
インドSENSEX30種  77271.00(-349.21 -0.45%)

アジア株は軒並み下落、米株先物の下げが嫌気されている。また、今夜の米雇用統計への警戒感も高まっており週末を前に調整売りも広がっている。

ボウマン理事らFRB当局者3人が揃って利下げに慎重な姿勢を示した。ボウマンFRB理事はコアインフレは中銀目標を「不快なほど」上回っていると述べ、カンザスシティ連銀総裁とボストン連銀総裁もインフレ上昇リスクを指摘した。

香港株は5営業日続落、米利下げ期待が後退している。香港は金融政策をFRBに連動させているため米金融動向に敏感に反応する。消費者サービスや保険、不動産、医療品が下落。一方、ネットイースやシャオミ、テンセントホールディングスなどハイテク関連の一角は上昇している。

上海株は0.39%安、元安進行が懸念されている。先週、国債利回りが過去最低に落ち込んだことを受け中国人民銀行は国債購入を一時中止すると発表した。発表を受け中国10年債利回りは一時急上昇し、オフショア人民元も対ドルで上昇した。ただ、元安は止まらず。買い一巡後は軟化。中国経済の先行き不安による人民元売りと米利下げ観測後退によるドル買いは今後も続く可能性。オンショア人民元は対ドルできょうも下落、2023年9月以来の安値圏に沈んでいる。

来週は中国12月の貿易統計に小売売上高、新築住宅価格と中古住宅価格、不動産投資、鉱工業生産、失業率が発表されるほか、第4四半期のGDPも公表される。
GDPは前年比5.0%と予想されており政府目標「5%前後」を達成する見通し。小売売上高は伸びが加速することが予想されている、住宅価格の下落ペースが鈍化するかも注目。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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