FRB、来年の利下げは1回の可能性も=NY為替
きょうのドル円はさらに上値を伸ばしており、157円台後半まで上昇している。ドル円はきょうの上げで11月高値を上抜いており、再び155-160円のゾーンにレベルを戻している。ショート勢も巻き戻しを余儀なくされているようだ。
FRBは前日のFOMCで0.25%ポイントの利下げを決定し、FOMC委員は来年2回の利下げ予想を示した。ただ一部のアナリストからは、来年の利下げはあと1回に留まり、その後は26年まで金利を据え置くとの見方が出ている。
「パウエル議長の会見からは、インフレリスクや金利見通しについて一貫したスタンスが示されず、曖昧なものだった。会見はぱっとせず、インフレや政策金利についての明確なスタンスは示していないように見えた」と指摘。
また、「金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しからも、FRBのタカ派的利下げ姿勢への変化が明確となり、FRBがラストマイルのインフレリスクやトランプ次期政権の政策による追加的なインフレ圧力増大の可能性を認識していることが示唆された」とも付け加えている。
USD/JPY 157.79 EUR/USD 1.0375 GBP/USD 1.2548
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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