アジア株は上昇 中国支援策期待が支え、習近平国家主席が年明け好スタートを切るよう要請
アジア株は上昇 中国支援策期待が支え、習近平国家主席が年明け好スタートを切るよう要請
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 19850.61(+150.13 +0.76%)
中国上海総合指数 3385.64(+24.16 +0.72%)
台湾加権指数 23166.04(+148.03 +0.64%)
韓国総合株価指数 2485.88(+29.07 +1.18%)
豪ASX200指数 8314.20(+0.20 +0.02%)
インドSENSEX30種 80326.88(-357.57 -0.44%)
アジア株はインドを除いて上昇、中国景気刺激策期待が支え。
香港株と上海株は反発。中国の習近平国家主席が政府高官らに対し、来年の経済・社会開発事業を計画し年明け好スタートを切るよう要請した。今年末から年初にかけて追加支援策が発表される可能性がある。ただ、いつも詳細には触れず支援策強化を約束するだけだ。消費者心理を改善させるには具体的かつ大胆な支援策を講じなければならない。
来年は人民元安容認と金融緩和策を進める方針だが、人民元の切り下げや積極的な利下げは資本流出や金融不安につながる恐れがある。今月20日は事実上の政策金利であるローンプライムレートが公表される。一部で金利引き下げが予想されているが、引き下げたところで中国株への影響は限定的だろう。
香港株は一時1%超上昇したが、その後失速。明朝のFOMCへの警戒感が広がっている。香港は金融政策を米国に連動させているため米金融政策の動向が注視される。FRBは3会合連続で金利を引き下げることがほぼ確実視されており、市場の関心はFRBメンバーによる金利見通しに集まっている。市場では来年1月会合では利下げを一時停止するほか、利下げ回数を減らすとの見方が広がっている。そのため今回のFOMCは「タカ派」利下げとの声。
香港市場ではレノボやシャオミ、バイドゥ、JDドットコム、美団、テンセントホールディングス、アリババなどハイテク関連が上昇。自動車や銀行、消費者サービス関連一角も上昇している。上海市場ではハイテクやコミュニケーションサービス、公益関連が上昇。一方、格力地産や金地集団、華遠地産、緑地控股、上海実業発展など不動産株は総じて下落している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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