【本日の見通し】ドル高円安基調継続へ
【本日の見通し】ドル高円安基調継続へ
ドル円は海外市場で155円台半ばを超える動きを見せた。東京市場で155円台に乗せた後も勢いが継続した。米消費者物価指数は予想通りとなった。為替相場への影響は限定的なものに留まったが短期金利市場で12月の利下げ期待がやや上昇する展開となっており、今後影響が出てくる可能性がある。
高値警戒感があるものの、トランプラリーからのドル高が継続と見られる。ドル円は155円台での推移が続くと156円台トライに向けた勢いが出てくると見込まれる。
ユーロドルは1.05台にしっかり落としてきた。ロンドン市場で1.0590台を付けた後、1.0650超えまでも買い戻しが見られたが、米消費者物価指数後のドル高に1.05台へしっかり落としている。上値の重さが意識される展開。
ユーロ円はドル主導で不安定な動き。ドル円の上昇を支えに164円台後半を付けた後、対ドルでのユーロ売りに163円台に落とし、少し戻している。この後も不安定な動きが見込まれる。
この後雇用統計が発表される豪ドルは対ドルで0.6480台での推移。ドル高を受けて売りが強まったが、この後の雇用統計が強めに出た場合、少し買い戻しが入る可能性がある。豪州の雇用者数は前回まで6カ月連続で市場予想を上回る伸びとなっている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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