英利下げ期待の再評価されるなら、ポンドは脆弱=NY為替
きょうも為替市場はドル買いが続く中、ポンドドルは一時1.26ドル台まで下値を切り下げている。前日に割り込んだ200日線を本日は下放れる展開を見せており、更に下値を試しそうな気配も出ている。目先は8月安値が1.2665ドル付近、さらにその下は6月安値が1.26ドル台前半にあり、目先の下値メドとして意識される。
アナリストは、市場の利下げに慎重な見方が再評価された場合、ポンドは脆弱だと指摘している。市場は12月の英中銀の利下げの可能性をほとんど、あるいは全く織り込んでおらず、2025年9月までに計0.50%ポイントの利下げしか織り込んでいない状況。そのために、市場がさらなる利下げを織り込む方向にリスクが偏っているという。
しかし、英政府の最近の予算案のインフレへの影響を市場が慎重に評価するため、それには時間がかかる可能性があるとも付け加えた。
GBP/USD 1.2707 GBP/JPY 197.59 EUR/GBP 0.8316
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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