三村財務官の発言受け円買い、ドル円148.40円台まで軟化 日銀利上げ観測も再浮上
三村財務官の発言受け円買い、ドル円148.40円台まで軟化 日銀利上げ観測も再浮上
ドル円は早朝に一時149.13円付近まで上昇、先週末の高値を上回った。その後、三村財務官が「投機的な動き含め為替市場の動向を緊張感を持って注視する」とコメントしたことを受け、円買いが進んでいる。三村氏は財務官に就任した際に、円高円安どちらもメリット・デメリットがあるが、円安は「デメリットの方が少し目立つ」と述べていた。
また、予想外の強い米雇用統計を受け米経済先行きに対する懸念が後退、ソフトランディング期待が高まっており、日銀の年内追加利上げ観測が再浮上している。日銀は米国など海外の先行き不安などを理由に追加利上げに慎重な姿勢を示していたからだ。日本の10年債利回りは1カ月ぶりに0.9%台に上昇している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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