ドル円、146円台後半での推移 中東情勢に神経質に=NY為替
ドル円はその後、146円台後半での推移となっている。この日発表のISM非製造業景気指数が予想外に強い内容となったことでドル買いが強まり、ドル円は147円台に再び上昇する場面が見られていた。しかし、147円台に入ると戻り待ちの売りオーダーも観測され、直ぐに伸び悩む展開が見られている。
ISM指数は新規受注が上昇し、米サービス業の底堅さを示していた。ただ、雇用指数は48.1と再び50を下回っており、明日の米雇用統計に不安感を残す内容ではあった。米国では労働者の約85%がサービス業に従事している。
市場はイランによるイスラエルへのミサイル攻撃で中東情勢に神経質になっているが、バイデン大統領はきょう、イスラエルによるイランの石油施設への報復攻撃を支持するかと問われ、「それをわれわれは協議中だ」と答えた。一方、イスラエルの報復措置が本日中にあるとは想定していないとも述べていた。何らかの形でのイスラエルの報復措置が確実視される中、市場は中東情勢を緊張感をもって見守っている。
USD/JPY 146.80 EUR/JPY 161.76
GBP/JPY 192.59 AUD/JPY 100.48
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。